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zoom RSS 第35号 PENTAX MZ−S / Super Shot Package / 悲運のトップモデル

<<   作成日時 : 2007/06/09 09:56   >>

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<警報>

MZ−Sのカメラボディ底面にあるバッテリーパックBG−10との接続部を保護する為に、ゴム製のカバーが2つ装着されています(底面カバーFL-L と底面カバーFL-S)が、加水分解します!
最悪の場合、ドロドロに溶けていますので清掃するのは非常に大変です。
是非確認して下さい。もし、未だ無事であれば直ちに外すことをお勧めします!


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愛称”ジャミラ”、そのスタイルからこう呼ばれるわけですが、かなり好き嫌いが分かれるモデルであります。しかし、実際に使ってみると、これほど良く考えられたモデルもそうないと思われます。カタログスペックがZ-1pに及ばない事から、トップモデルではないとか言われますが、このモデルはそう言うところからは離れたところにいるものです。
さて、かなり最近まで店頭にあったこのカメラですが、いかんせん高かったですね。マグネシウム合金を使った事もあるのかもしれませんが、実勢価格で10万越えでしたから、デジタル1眼レフが登場し始めた当時、なかなか手を出しにくかったのではないでしょうか。一方、中古マーケットでは比較的値落ちも少なく(暴騰もしませんがw)安定したレベルでそこそこ売れているようです。

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さて、このMZ-SにはSuper Shot Packageという特別仕様のモデルがありました。いわく、特別仕様の9分割方眼マット・フォーカシングスクリーンがウリで、それに専用のグリーンのストラップ、バッテリーグリップBG-10、リモートコードなどが入っていました。普通のモデルを買うと、きっとこれが欲しくなるだろう、という読みで、最初からこのモデルを狙いまして、秋葉原のにっしんカメラで入手しました。
只、取扱説明書とリモートコードが欠品で、厳密にはフルセットではなかったのですが・・・・。

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専用ストラップは、写真の通りグリーンという珍しいカラーで、根本の革部分に"MZ-S "の名前が入っています。一度付けてみましたが、コネクター・フック部分が大柄でカメラボディに当たることから付けるのを諦め、タオル地の"PENTAX for SLR "に落ち着いています。

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実際に使ってみますと、このカメラは、ペンタらしく大変マジメに、LXとはちょっと違いますがしっかりと作られている事が非常によく判ります。
各部のショックは非常に押さえ込まれており、動作音も小さくなっています。ミラーショックは、モーター駆動となっている為か、非常に小さいのは特筆すべき利点でしょう。その代わり、画像の消失時間はやや長めで、これを嫌う人がいるのもむべなるかな、ではあります。
もう一つ、ファインダー画像が小さいのも悲しいところです。

諸条件を設定する方法は、左側の複雑なダイヤルの組み合わせで決定するようになりましたが、ややパズル的な操作を必要とします。また、説明書がないとまず設定が出来ないのもZシリーズ以来の伝統?です。
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ハイパーの名前は出てきませんが、考え方は実際のところは同じです。ただ、大きくなった右肩のダイヤルの動きは固い為に、Zシリーズのようにファインダーを覗きながら軽やかに弄くる、という芸当は難しくなりました。尤も、斜めに見える液晶部のおかげで、ある意味でははるかに楽にはなっており、特に三脚に取り付けた場合は狙い通り非常に見やすくなっています。

バッテリーグリップBG-10には、モータードライブA以来の縦位置用トリガーボタンがつきましたが、私の場合は、通常位置からグイと90度回転させてしまうので、それほど役には立っておりません(笑
ちなみに、オキシライドを放り込んでいますが、問題は起きていません。
このBG-10は完全にMZ-Sと一体化するデザインで仕上げられており、取り付けてもホールディングに影響はせず、むしろ逆に付けた方が向上します。必須アイテムでしょう。

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レンズは錦糸町ヒカリカメラで入手したsmc PENTAX-F 50mm F1.4を装着しています。K、M、A、FA、と各レンズを付けてみて、スタイルで一番バランスが取れているのがFレンズだと感じたものですから。実際持ち出す場合、お気楽のF35-70mmズームを付ける事が多かったのですが、この単焦点50mmを付けて撮ったプリントは、それ以外のものと明確に差が感じられました。最近のお気楽撮影ではズームを使う事が増えましたが、改めて単焦点レンズの良さを再認識しました。ケンコーのMXスカイライト、HOYAのフードを付けています。 (フィルターは、現在SMCスカイライトフィルターに交換されました)
日本カメラ博物館で行われたペンタックス展では、フルサイズデジ1眼の試作機K−1が展示されていましたが、そのスタイルはまさにこのMZ-S+BG-10を彷彿とさせるものでした。
実際、K-1と同時進行であったようですが、結局コスト面からK-1は市場に投入されることなく終わり、フィルム1眼のMZ-Sだけが残ったわけです。
MZ-Sの後に発売されたのは、新シリーズ" *ist "であり、以後はデジ1へとペンタックスは舵を切ります。*istが1機種で終わってしまった為にMZ-S同等以上のカメラは出ず、不本意な形でMZ-Sがトップモデルの幕を引いた形になりました。

使ってみないと良さが解らない、というのはどこに問題があったんでしょうかねぇ・・・
宣伝?値段設定?基本デザイン?

是非もう一度、MZ-S+BG-10を手にとって見てあげて下さい。ホントに良いカメラなんですよ。
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2008/11/28
先日の三連休、天気がよいので行ってみるか、と言う事で買ったばかりのA15mm F3.5のテスト撮影を兼ねて持ち出しました。数枚撮って、ふと縦位置にした時に違和感を覚えて、BG-10のスイッチを弄ってみると・・・

ポロッと取れてしまいました

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取れてしまった部品はこの通り。プラの足が折れてしまってます。
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撮りきれなかった為、フィルムがまだ入っているのでBG-10を取り外せません。撮り終わったら修理直行です。
やんなっちゃうなぁ・・・・(T_T)
2008/11/30
お天気の良かった昨日に残りを撮り切り、ボディからBG-10を分離し本日フォーラムへ持ち込みました。
「いらっしゃいませ。本日はどのような?」 (そんなに名物ですかw?)
「実はですね、この通り・・・(略)」
「(見た瞬間)あー、わかりました。これはもうお預かりになります。ちょっと見積もりを裏で聞いて参りますので少々お待ちを」
で、ものの数分で出てきた見積価格は、ちと驚きの7,665円也!
「マジっすか?」
「いや、このうち部品代が2,100円ほど入っているんですが・・・、まぁ工場に送る事になるんですけれど、全部交換する事はないと思いますが。私自身ももう少し安い、5000円くらいかとも思ったのですが、ちょっと行ってますね」
「いや〜、これだとヘタすると中古買った方が安いかもねw」
ということで、さ〜てどうなります事やら。出来上がりは来月です。
2008/12/13
本日、引き取りに行ってきました。
部品代はレバー及び接片で計530円、工賃6100円、消費税を加えて、合計金額は6961円なり、でした。
部品代は大幅に少なくなったものの、工賃は見積もりより高くなった訳です。
また壊れない事を祈るだけです。

で、BG-10をMZ-Sに装着する際に底面カバーをまた付け外しをしていたところ、「あ、ちゃんとキープされていらっしゃるんですね。大切にして下さい。もうメーカーには在庫が無くなってしまいましたので」と言われました。
あらまぁそうですか、流通在庫しかない、と。
ちなみに自分はスペアを各1個ずつ持っています。
小さいのが「底面カバーFL-S」で税別200円、大きい方が「底面カバーFL-L」で税別500円です。

2014/11/23

カメラボディで、最初に10,000PVを達成致しました。お読み下さいました皆様、お立ち寄り下さいまして誠に有り難うございました。篤く御礼申し上げます。
よもやこのカメラが一番先に10,000PVを達成するとは思いませんでした。このカメラ、結構海外からのアクセスも多いのでその影響もあるかもしれません。

さて、その一面で悲しいというか、困ったお知らせがあります。
このカメラ、

 「修理不能」 

という分類に入ってしまったようなのです。
今年の夏ぐらいに、お世話になっているカメラサービス鹿児島さんのウェブサイトに確か「部品終了により修理不可」というコメントが入ってしまったのです。
「確か」と言うあやふやな書き方になっているのは、この記事を書くために先ほどサイトを覗いたところ、MZ-Sの項目そのものが消え去ってしまったからです。
うわぁー、でした。

メンテは引き受けてくれそうですが(モルト張り替えとか給油とか、部品交換を必要としない限定作業)、それ以外はアウトだと思われます。
そして、東の主、長谷川工作所さんのサイトからもこのカメラは消えてしまっています。

メーカーでのメンテはかなり期待薄なので(点検はやってくれます)、このカメラに今から手を出すのはお勧めできなくなりました。このカメラを使用されているユーザーさん(いるんでしょうか?)は、部品取り用のサブ機を入手されていた方が良いかもしれません(ドナー機を使って修理すると、2台分の料金がかかる場合がありますが)。

売れなかったからでしょうか、フィルム一眼末期まで売られていたこのカメラ、その最後もまた厳しいことになりました。
最後まで、悲運のカメラ、でした。

……なんて言ってる場合じゃないです。自分のカメラ、このところ使ってないのですが、大丈夫かしらん。

2015/11/08 追加更新

冒頭に警報を載せました。
そもそもは掲示板のネタでこのカメラを取り出しましてあれやこれやとやっていたのですが、底面を触った時に、あの嫌な「グニュ」という感触があったのです。

「あ」

MS−Sの底面にはBG−10との電気接点と2つのカンチレバーフックを引っかける穴、合計3つのへこみがありまして、これを保護する為に
「底面カバーFL−L」(電気接点と可動カンチレバーフックの2つをこれ1つでカバー)
「底面カバーFL−S」(固定カンチレバーフック1ヶをカバー)
ウレタンゴム?製のカバーが付属していました。
これはBG−10を取り付ける場合には外さねばなりませんから、その収納場所としてBG−10の底部に収納場所を作ってありました。

そのカバーが加水分解で溶けてしまっていたのです。
最悪だったのが大きいLの方で、こちらはもうドロドロ。ドライバーで刮げ取っていくしかないという状態でした。
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カンチレバー用の深くなっている部分に溶けたウレタンがくっつき、始末に負えないという感じです。プラシンナーを含ませたティッシュを突っ込み、ドライバーでソレを取り出してドライバーで刮げていくというやり方で辛抱強く取るしかありません。

Sの方はそこに至る直前、といった感じでして、ドライバーを突っ込みそのままスポンとすくい上げて廃棄。
もう少し経っていたら同じようにドロドロ状態になってしまったことでしょう。

幸いなことに、BG−10の収納部には何もありませんから傷が付いても問題はありません。
しかし、これがもしデフォルトの状態のままボディ側のコネクター部分にひっついていたらもうお終いです。
綺麗に取れるかどうかは非常に難しいと思われ、最悪この部分をアッセンブリ交換しなければならないと思われますが、「部品終了」なのです、このカメラ。
まぁBG−10を付けることを諦めれば良いかもしれませんが。

ということで、BG−10を付けずにこのカメラを使っていらっしゃる方、ウレタンカバーは外していらっしゃいますか? 外していらっしゃらない方は今すぐご確認を! 
そしてやばそうな場合は直ぐに外してしまいましょう!
溶けちゃったら終わりなんですから!


次は、”レアモデル”と言って問題ないでしょう、K2DMDのクロームモデルです。

2007/8/28
*本文中に記載したボディにリンクを張ってみました。
*次のモデルの御紹介をリンクと共に復活してみました。
2007/12/11
*一部内容を追加しました。
*本文中に記述したレンズにリンクを張りました。
2008/8/15
たまに持ち出しますが、大変好調です。
*本文中に記述したレンズ等にリンクを張りました。
2008/11/28
*写真と本文記事を追加しました。
2008/11/30 
*本文記事を追加しました。
2008/12/13
*本文記事、追加しました。
2009/2/15
*本文中に記載したアクセサリー等にリンクを張りました。
2014/11/13
*10,000PV カメラボディ記事として、最初に10,000PVを達成致しました。
*本文記事、追加しました。

2015/11/8 追加更新
*本文中に写真1枚と記事を追加しました。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
少し前のことになりますが、買ってしまいました。
といっても、ノーマルのMZ−Sですが。
純正の28-200mm付で12000円と激安だったので。

結構探しました。
が、思いの外強気の値付けばかりで、結局諦めてました。
この値段なら、迷いはないです。
珍しくすぐに試し撮り、問題なしでした。
さあ、次は縦位置グリップですが、単品での発見はまあ絶望的です。
セットなら1度見掛けましたが。

中途半端なスペックやその外見、変な測距点配置など、結構言われたカメラですが、使ってみると(このカメラだけではありませんが)カメラはスペック表だけでは分からない・・・と実感します。(動態AF性能は?ですが)
M42沼
2015/09/17 19:59
M42沼さま)
コメント有り難うございます。
FA28-200mm付きですか。例のレンズですね。
まぁコレ1本あれば一通り何でも出来るスーパーレンズですよね。カタログではFA24-90mmが専ら装着されていたと記憶しますが。
銀が12000円であったら私も買ってしまうかもしれません。
A・P(ブログ主)
2015/09/19 23:09

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