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zoom RSS 第55号 PENTAX LX LIMITED / TITANIUM 

<<   作成日時 : 2010/07/03 04:14   >>

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「買いだろ!」

買ってしまいました。通称”LX 黒チタン”と言われるこのモデル、5年越しの攻防の末ようやく我が家にやってきたのでした。

画像

念のため申し添えますと、このセットには標準レンズは入っておりません。ちょっと寂しいのでK2DMDから50mm F1.2を借りてセットしてみたものです。


場所は銀座レモン社。現在は更地になっていますが、和光の隣(銀座4丁目の角ではない)にありましたビルにレモン社が入っていました。既に出品受付などお店の一部が銀座教会ビルに移転していた末期の頃、このビルの2階に「保証付き品」というコーナーが出来まして、そこにこのモデルがあったのです。お値段はさすがの38万円
早速見せてもらったのは言うまでもありません。状態としてはとても良いもので、マウントにも傷が殆ど無く使用感のないものだったと記憶しています。
しかし、説明タグを見ると、ストラップがないのです。
「ストラップ入ってるはずなんですが、付いてないんですか?」
ごそごそと箱を探していたお店の方曰く、
「・・・ないですね」
この手のコレクション製品で、しかも大金を払うのにストラップがないのでは・・・と言う事でこの時は残念ながら見送ったのでした。まぁそのうち他で出るだろう、と。

で、その後はというと、少なくとも私が把握している限りでは、カメラショウに出品されたのは松屋で1台、松坂屋で1台の合計2回だけ。どっちも目一杯使われた機体で、付属品は1台はグリップのみ、もう1台はストラップとグリップのみ付属というものでした。お値段はそれでどちらも確か24万円あたりだったと思いますが、会期中にどちらもめでたく次のオーナーの元へ旅立っていきました。最近では全く見かけません(初日アサイチで持って行かれていたらわかりませんが・・・)

一方、この手のものを得意とする新宿マップカメラには2台が存在していました。1台は小傷は少しあるもののそれほどヤレてはいないもので、フルセット(ストラップにべとつきあり)でしたが、お値段が49万8千円という「買えるものなら買ってみろ」というようなものでした。もう1台はもう少し綺麗でしたが確か元箱・ストラップがないものでしたが、それですら「何ですかそれは」という44万円あたりだったと記憶しています。これらはその価格から想像できるとおり、ずっと店頭に鎮座しておりまして、確か2年ほど経過したところで値下げとなりましたがそれでも動かず、元箱なしの方は結局赤札市で25万あたりで売れていったようです。
フルセットの方はそれからまた1年以上残り、結局29万8千円くらいまで値下げしたのですが、実は私はそこで「ぽちっとな」をしておりました(爆)。当時は12回まで無利息分割払いが可能だったと思います。
しかし、支払い方法のところで思ったような結果にならず、その時はご破算にしてしまったのでした。
そして翌日、再び再トライした私は、画面の下に「完売御礼」の表示を見たのでした・・・・・。最初、昨日自分がやった入力が取り消されていないのではないか?と思ったくらいです。出来すぎの話ですが、本当のことです。
その後、ボディ・ストラップのみという機体が出まして、この時は新宿までチェックしに出かけました(w
残念ながら相当使い込まれており、「このボディに24万8千円を払うの?」という意識がぬぐえず、この時も見送りました。以後、私がチェックした限りでは出品がないようです。

大阪や名古屋でも出張のついでに見てまわりましたが、そんなに都合良く物事は運ばず一度もお目にかかれずじまいでした。

さて、話をレモン社の機体に戻しましょう。
この機体は、ずっと棚に座り続けました。その後、2005年に店が銀座教会ビルに完全移転してからもずっと新しいオーナーを待っておりました。お値段の方もずっと変わらなかったものですから、オーナーさんはもしかしたら忘れてるんじゃないのかな?と思ったこともあります。

2008年あたりに値札が33万円になり、5万円下がりましたが、やっぱり(幸いにも?)次のオーナーは現れませんでした。たまに位置が変わって、一番前に来たりすると「そんな目立つところに置くんじゃないよ」とやきもきしたのは事実です(笑
そして昨年末から今年のアタマ頃?に31万円になり、かなりこなれてきました。こうなってくると以前よりはだいぶ現実味を帯びた価格になってきました。但し、それは他の人にとっても同じ事なので、ちょっと心配でもありました。「まぁ売れてたらそれまで」という気持ちで毎回見てはいましたが、たまに棚に並んでない時があると「え?ついに売れちゃったの??」とショックを受けることもありましたw

そして、先日。いつものようにキヤノンの棚を見てからペンタの棚に。「よぉし、ちゃんと今日も残ってるな、うんうん」と思いつつ念のため値札を見ると

値下げしました
「¥200,000円」

一気に11万円下げ!

即、銀行に走りました・・・・・

最初に見て手にとってからざっと5年。結局このカメラが私の手元にきたのでした。
長い話におつきあい頂き誠に有り難うございました<(_ _)>
弊ブログにお越しの方で、お店で見た事がある方もいらっしゃる事と存じます。ええ、アレがこのボディです。
出品された元オーナーさま、当方が次のオーナーになりました。大切に使わせて頂きますので、どうぞご安心下さいませ。


さて、では見て行きましょう。
まずは元箱。
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予想外に小さいです。LXチタンとは雲泥の差です。

内装の緩衝材は無いのですが、これだとボディが転がるので、たぶん前オーナーが廃棄したものと思われます。
取り出した状態です。
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「これ、特製ストラップがない、というのでその時は買わなかったんですよ」
「そうですか・・・限定ならあった方が良いですよね。でも案外、箱みたら中に入ってたりするかもしれませんよ」
「いや、その時たしか見てもらったんですけど、ないですね、って事で」

・・・

「その四角いヤツ、ストラップが入ってるんじゃないですか?」
「あ、ホントだ・・・なんだ入ってたのか・・・」
「おお、良かったですねぇ」
「いや、データの入力ミスですね・・・。すみません。一旦データに入れちゃうと、もうその後はチェックしないですから」

このストラップのあるなしで5年も待ったのでしたが、まぁ半値になった訳で許そうかなとw
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牛革製の良いものですが、ずっと革同士が密着したまましまい込まれていたために水分がにじみ出し、ベタ付きが出ていました。早速家で革用クリーム(クリア)を塗り込み、乾布で磨き、さらに外に少しの間日に曝した後で陰干しにしてみました。今も室内に引っかけて晒してありますが、心なしかべとつきは減りました。このままうまく行けばよいのですが。

LX15周年の文字は、緑色なのですが、これ、他の方の写真ではゴールドに見えます。インク?が落ちてしまっているのでしょうか。

真上から見た図。
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基本的にLX後期型そのものですが、LXチタンとこのLX Limitedに共通する、一般型との差異部分がありまして、シャッターダイヤル並びに露出倍数設定ダイヤルの浮き彫り数字・文字の色がチタンカラーとなっています。一方のノーマルボディはここは光沢シルバーとなっております。
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右がLX limited、左はLX黒の2号機です。


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セルフタイマー部分上に彫り込まれた" TITANIUM "の文字。LXのロゴ書体とも違う、味も素っ気もない?書体でして、ちょっと雰囲気にそぐわないのがマイナスポイントであります。ニコンF2のチタンの文字みたいに、とまでは言いませんけれど(^^

ちなみにこのLX Limitedは、ボディの貼り革に牛革を使用しており、とても手触りが優しいのがプラスポイントであります。

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買ってきたばかりなので、まだホットシューカバーもアイカップも付いていません。この姿がデフォなのですけれど、家にある殆ど全てのボディにホットシューカバーとアイカップが付いている(付けてある)ので、逆に欠品しているように思えてしまいます。ホットシューカバーはFKアイカップはFLを付ける予定ですが、さすがにもうストックがないので買ってこなければなりません。

LXの後期型かどうかを見極める確実なポイントはパトローネ室の底部にあり、パトローネの突起部分を受けるところがバネ組み込みになっていて可動部分となっているかどうかです。ここがバネ入りであれば後期型です。
LXチタン、LX limited、LX2000はバネ入りとなっています。

底部分。
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LX Limitedは実はLXチタンの売れ残りを元にしたもの、というあまりめでたくない説があるのですが、その根拠の1つがこのシリアルナンバー部分であります。
LXチタンは、旭光学75周年の日本国内記念モデル(海外はZ-1 SE)でしたので、シリアルナンバーが"75 "で始まっており、しかも普通のモデルのように底蓋部分に直接彫り込まれていました。しかし、このLX limitedは通常モデルの連番のような4013XXXという、これといって特色のない番号(スタートがキリ番ではないと言われています→私のこのモデルは実はスタート番号のようなナンバーなのですが)であること、そして底蓋への彫り込みではなく、あたかもある部分を削ってあたかもシール貼りしたような感じで出来ていること・・・等があげられています。
実際のところはどうだったんでしょうねぇ・・・・・。
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LXチタンのシリアルナンバー部分。7500XXXというナンバーになっています。実数は700台程度、といわれていますので、7500900とかいう番号があるとこの噂は根底から崩れるのですが・・・。ちなみに当方の機体は700番以内に入る番号であります。
*2010/12/18追加   755番がヤフオクに出ました。



さて、このカメラを狙っていた時は「ストラップ欠品」と思っておりましたので、当然ながらどのストラップを付けるかも考えておりました。
本当ならば、LXチタン/LX2000と揃える為に、グレーの"Professional "エクセーヌ・ファッションストラップと行きたかったのですが、ちょっと縁がなくまだ入手できておりませんので、コイツにはプロストを付ける事にしました。67 61limitedに付いているものと同じものです。
画像


とはいうものの、この個体は少なくとも5年はまともに使われていなかったのですから、実戦投入前に点検整備をしておかねばなりません。またメーカーでの整備も前野町の本社工場が消えた今、いつまで継続するか解らない状態ですから、早めに出しておかねばなりません。とはいえ、オーバーホールは3万円コースなのでちょっと今すぐは難しいです。なんとか年内に出したいところであります。


これで、LXのスペシャル品は揃いました。あとは後期型を買えばほぼ完全です(爆
まぁ、でももういいでしょう。ということで、勢揃い!

画像

これらのモデルの説明は今回は省略(笑

2010/10/2
フォーラムに点検整備をお願いすべく、チェックしてもらいに出かけました。
その結果。
やはりこのままでは使えなかったようです。
1)露出計指示 1EVアンダーに出る(従ってこの指示に従って撮ると1EV露出オーバーになる)
2)シャッター速度、特に高速域で不安定
3)シャッター後幕、走行不安定

オーバーホールかと思いましたが、技術の方のお話で「その必要はないです」と言うことなので、限定修理という形になりそうです。見積もりは約2万円弱。
今月末には出撃できそうであります。

気になる点が一つ。

修理伝票には" LX TITAN "となっています。
「どうでもいいんですけれど、これ、正しくはLX Limitedですよね?」と確認してみましたら、「いや、実は最初探したんですが、LX TITANしかないんですよ」とのこと。

つまり、メーカー内ではLX TITANとLX Limitedは区別されておらず、LX TITANだけのようなのです。
と、いうことは、上でも書いておりますが、LXチタンの売れ残りがLXリミテッドになったという話がかなり真実味を帯びてくるのですが(笑

「まさか、銀チタンになって返ってくる、ってことはないですよね(笑)?」とお聞きしたら、
「そういうことは絶対にないです(苦笑)」とのことでした。

さて、無事に帰ってくることを期待します。


2010/10/22 追加

無事に黒チタンのまま帰って参りました。修理票によれば、

1)指針指示差のため、調整しました。
2)シャッター幕精度不安定(後開き)のため、調整しました。
3)シャッター(高速)精度不安定(遅い)のため、修理しました。
各部点検しました。

工賃+消費税で合計14,700円で済みました♪

見ればお解りの通り、上2つは「調整」で済んでいるのですが、高速シャッター不良は「修理」です。
うーむ。
また、指示速度ズレですが、わたしの前期型LXは指示ズレが指摘されていましたが、これも調整で直るのかもしれません。(メーカーでは受けないですが)

それから、製品名ですが、きちんとLX Limitedになっていました。前担当者が単に見つけられなかっただけなのか、急遽作ったのかは不明です(苦笑

さっそくアイカップFLホットシューカバーFKを組み込み、プロストを装着、出撃体勢に入りました。
さて、どこに行きましょうか?

2010/12/18 更新
*先般、出撃致しました。問題なし。
*写真のキャプションにちょこっとだけ情報を追加しました。

2016/6/30 追加更新
マップカメラのウェブサイトに掲載されていますLXチタンの1台のシリアルナンバーが、7500976という大番でした。ざっと1000台は作られた可能性が高まったと言えると思います。


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは、LIMITEDの入手、おめでとうございます!以前、サンパウロから書き込んだものです。LXのコレクションがとうとう完成ですね。購入された経緯もラッキーでよかったですね。うらやましいです。私も、久しぶりにカメラが買いたくなりました。サンパウロには、LX2台持ってきたのですが、最近、FA-2にカラーダイヤル、オプションの巻上レバー(一緒の使用をお持ちですね)の前期型の一台の自動露出の機嫌が悪く弱ったものです。日本に戻るときまで、修理屋さんが受け付けてくれているといいのですが。。
はなはな
2010/07/11 03:03
はなはな様)
お元気でいらっしゃいますか?コメント有り難うございます。なんとか一通り揃える事が出来ましたw
LX前期型、AEの方ということでちょっと心配ですね。メンテナンス程度であればいくつかの修理店では前期モデルでも受け付けてもらえるようですし、部品があるものはちゃんと交換してもらえますので・・・。

LXはGOLDを除いて比較的稼働率は高いのですが、そうすると今度は他のモデル達に影響が出るので何とも難しいところです。
A・P(ブログ主)
2010/07/11 11:27
はじめまして。
LXコレクション驚愕いたしました。素晴らしいですね。
ペンタックス何台か使用していたのですがLXは行けなかったので羨ましいです。
この記事を見てノーマルでもいいので一台欲しい熱が高まってしまいました・・・

アントニオ夏樹
2010/07/31 20:38
アントニオ夏樹様)
こんにちは。こちらこそ初めまして。
コメント有り難うございます。お褒め頂き恐縮です。

LXはしっかり感のある、とても良いカメラだと思います。アクセサリー類も多いので付けたり外したりの遊びも楽しめますし(笑
メーカーメンテがまだ続いている後期型を狙ってみては如何でしょうか?
A・P(ブログ主)
2010/08/01 10:02
はじめまして。いつも楽しく読ませていただいております。
当方なぜか最近カメラ熱がぶり返し、ブログ主様に触発されてKマウントカメラ・レンズ+80年代ペンタックスグッズの収集を再開しております。
先日某通販店で入手した「ペンタックスLX用ポーチ」の詳細が分からずネットを探し回っていたのですが、久しぶりに立ち寄ったこちらでLXリミテッドやLXチタンの下に座布団代わりに敷かれているのを発見し謎が解けました。まさに灯台下暗し。
このポーチは他のLX(通常モデル/ゴールド/2000)にはついてこないのでしょうか?
daimoto1
2016/05/20 06:03
daimoto1さま)
こちらこそ初めまして。弊方のつたない記事をお読み下さいまして有り難うございます。
さて、とりあえずLX2000については箱を見つけましたので中を確認してみますと、ペラ紙に「LX2000の主なセット内容」として付属品明細が書いてありまして、そこにはLXポーチと明記されています。しかし、同梱されていましたのはピラピラの青色のシリコンクロスっぽい布を袋状にしたもので、チタンに同梱されている様な立派なものではありませんでした。後ほど写真をUPします。
一方、通常品の方ですが、当方はいずれも中古ボディで箱無しで購入しているものなのでポーチの付属についてはわかりません。但し、取扱説明書に記載されている付属品の項目に「シリコンクロス」は存在しています。
LXゴールドについては、LXポーチは入っていませんが、PENTAX名入りの、ものすごく分厚いベージュ色のシリコンクロスが付属品(ケースや白手袋等が入っている)箱に同梱されていました。こちらはLXゴールドの頁にupします。
いいブログのネタになりました。どうも有り難うございます。また何か御座いましたら遠慮無くコメントをお願い致します。
A・P(ブログ主)
2016/05/21 18:53

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