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zoom RSS 第69号 ASAHI PENTAX ES II Motor Drive / モードラボディ3連発!

<<   作成日時 : 2016/05/21 23:20   >>

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いったいどうしたと言うのか、立て続けにモードラボディが集まってしまいました。
前回のSPモードラKX黒モードラよりは大幅に安い価格でしたけれど、3台となると結構な散財でした。
こうなると、あと残るはSPFモータードライブとSPII モータードライブ(存在するのでしょうか?)だけだなぁとしょうも無いことを考えてしまいます。

このES2モータードライブ、実機を見るのは初めてでした。通常のカタログには掲載されず、モータードライブ専用カタログ(普通のカメラ店には置いてなかったようです)にのみ掲載されていたものと思われます。
私が持っているモータードライブ取扱説明書には、KXKMのモータードライブと一緒にこのESII とSPFのモータードライブも掲載されているところが非常に興味深いです。この辺は後ほど。

さて、それではカメラを見て行きましょう。

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正面から見た姿。基本的にES2そのものです。
開放測光用のレバーが目立ちます。ミラーアップしているのは、何度か空シャッターを切っていたら上がったまま降りてこなくなりましたもので(泣
シャッター自体も鳴きが入りますし、巻き上げ時にもキュンと鳴きますのでオーバーホール必須です。

上から見た図です(寝かせてますけど)。
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こちらもES2オリジナルと特に変わったところはありません。
ES2ではアイピースシャッターが設けられましたが、何故か次のK2には受け継がれず、エボリューションモデルのK2DMDでようやく復活しました。しかし、その後のMシリーズでは小型軽量化にそぐわない為か全て無視されてファインダーキャップMEあるいはホットシューカバーを使わせる形になっています。
このうち、ファインダーキャップMEはデジ一になっても付属品として同梱されている場合があります。これは記念写真等で撮影者がカメラから離れてしまう際に自動露出にセットされていると、撮影者がカメラから離れるとファインダーからの入射光を拾ってしまい露出が狂ってしまうからです。マニュアルなら問題ないんですけれどね。
露出計は自動露出時(アイピースシャッター使用時を含む)にのみ動作し、このシャッタースピードが書かれている1/1000、1/500、1/250、1/125、1/60、B(バルブ)の時には動きません。
後継となったK2ではマニュアル時でも全域で露出計が動作する様になったのは大きな前進です。

よく見ると、ペンタ部アクセサリーシュー右側にひずみが見えます。ぶつけたんでしょうね。

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このES2モータードライブだけが”MOTOR DRIVE”のネームが前に来ています。他は全てボディ裏側です。統一されてませんねぇ。

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セルフタイマースタートレバーは金属製です。ノーマルモデルも同じだったんでしょうか?

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世界初の絞り優先式TTL自動露出カメラであるASHI PENTAX ES では6V銀電池(今ならアルカリもありますが)を使用する為にセルフタイマースイッチ部分にその電池室を設けざるを得なかったのですが、電子材料の進歩により(ICが使用されている)、同じく6Vながら電池室はマウント下部に1.5V4つを並べる形になり、セルフタイマーを復活させることが出来ています。

ボディ底のモータードライブII との電気接点。モードラII とES II との電気接続は4ピンであります。モードラI の3ピンとも接続は可能です。
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KXモードラボディKMモードラボディの電気接点は3ピンです。
なんででしょうね……うーむ。


モードラモデルが揃ってきたので、例によって集合写真です。はい、チーズw
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このモデルが入ったことで、SMCタクマーを必要とする事になってしまいました。
正直、このことは計算外でした。
Kレンズのうち、SMCタクマーのマウント変更バージョンであるものは非常に多いことから、タクマーだけは買わない、と意識してこの掟はずっと守ってきたのですが、どうしようもありません。
絞り込み測光であればSMCタクマーにとらわれる必要はなく、案外これがSPのカメラとしての長い商品力を保ってきた理由の一つだろうと思います。今回ESII を買ってみて、初めて実感しました。

SPII のデビューはKONICA T3New T3のような関係なのではないかと思われます。ストロボの普及により、ホットシューの必要性が高まってきたからではないかと想像します。
しかし、注意しなければならないのは、SPII のデビューは日本国内と海外とでは実に3年半の開きがあることです。ヨーロッパのサイトによれば、SP II は海外展開用モデルとして1971年の4月にデビューしており、日本国内向けは1974年10月の登場なのです。
これで気づくことは、海外においてSPII は開放測光となったSPFのデビュー(1973年)よりも先、TTL開放測光のESよりも前なのです。
従って、日本国内だけで捉えてしまうと、旭光学/ASAHI PENTAXのM42マウントでの最終機はSPII ということになってしまうのですが、旭光学として捉えると最終機はSPFなのです。 
ですから、日本ではES、ESII、SPFと開放測光モデルがリリースされてきたのに突然なんで絞込測光のSPII がデビュー?と不思議なことになっていたのですけれど、何のことはない、ちゃんと製造順ではSP、SPII 、 ES、 ESII 、 SPFという順番になっているんですね。

そう考えますと、SPII のモータードライブ仕様というのは実際に存在すると思われますが、ブツ自体は海外に存在したものと思われます。日本国内ではSPII 自体のデビューがKシリーズデビューの8ヶ月前でしたからおそらく国内には出回らなかったと思われます。また購入しようとしたひとは多分SPFモータードライブを買ったことでしょう。
(そのヨーロッパのサイトにもSPIIのモードラの写真はありません)

なお、無人インターバル撮影などに使われたであろうカメラとして、データカメラにモータードライブを組み合わせたボディが存在する様ですが、当方、一度も見たことがありません。
完全に業務用途なので一般市中にそうそう出回る代物ではないものですから、Sシリーズ終了後40年を経過した今ではかなり見つけるのは難しそうですね。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして。spotmaticianと申します。元ペンタSP系使いです。
ESIIモードラ付き、初めてカラーで見ました。このカメラ、どうやってモードラ対応にしてるのか不思議です。何故なら、ノーマル機では下カバー内は回路基板で一杯で、機械的な連動部品が入らないんです。たぶん専用の回路を作ったんでしょうね。
ウチにはSPIIモードラボディがあるんですが、シルバーの海外向け仕様で貼皮とセルフレバーがSP用です。
spotmatician
2016/06/04 22:59
spotmaticianさま) こんにちは。こちらこそ初めまして。 SPIIモードラのオーナーさんでいらっしゃるのですね! やっぱりあるんですね、SPIIモードラ。
大変失礼な質問なのですが、最初からのオーナーさんでいらっしゃいますか?
また、海外仕様とのことですが、入手されたのは国内でしょうか?
(これは本文で『日本国内にはSPIIのモードラは販売されなかったのではないか?』という疑問を投げておりますもので)
ESIIについてですが、底部に付きましてはいずれ底板を取った写真を載せることに致します。
A・P(ブログ主)
2016/06/05 13:07
こんにちは。SPIIモードラカメラですが、国内で中古で購入したものです。もう15年以上前でしょうか。
仕様を詳しく書きますと、シリアルナンバーは確か51xxxxxで、番号的にも海外向けです。ホットシューには「X」の文字がなく、XとFPが切り替えられるタイプ。
ボディ貼皮とセルフレバーはSPFと違うものでSPと同じです。
裏蓋は取り外し可能でフィルムバックが取付け可能ですが、データ装置には非対応です。ヒンジ部分にメッキのポッチがあるのが裏蓋取外し可能であることの識別点です。
底の電気接点は3極タイプ。
外装ビスは接眼部も含めプラスですが、底部の4本は何となく違和感を感じます(仕上げの感じと頭の径が違う)。
こんな感じです。
spotmatician
2016/06/09 23:32
spotmaticianさま)
こんにちは。詳細なカキコ、どうも有り難うございます。
国内で中古として購入された海外向けボディ、ということですね。
やはりSPIIの海外モデルは巻き戻しクランク部のところが単純なインジケーターではなく、FP/X接点切り替えになっているんですね。
SPFは持っていないのですが、ESIIの貼革とSPの貼革は確かに違いますね。SPIIは最後までこの革だったのでしょうか。国内で末期に販売されたものと同じなのでしょうか。どうでも良いところが気になってきました(笑
セルフタイマーレバーについても、SPFの写真を検索してみると自分のSPと同じような形なのですがどう違うのでしょう?ESIIはプラなのでもう別物なのは解りますが……
モードラボディの裏蓋は取説を読む限り、交換式なのがデフォのようですね。MXやLXのように簡単に交換出来るのとは少し違いますけれど。
外部ビスが違う感じなのは、おそらくメンテで一度開けられて、違うビスを入れられてしまったのではないでしょうか?自分も、KXをメンテに出したところ、自分のカメラのものではない電池蓋に変わって帰ってきたことがありました。
A・P(ブログ主)
2016/06/12 14:57
こんにちは。
海外向けと書きましたSPIIですが、この呼び名が正しいのかを私は知らないんです、実は。
といいますのも、持っている個体と過去見た個体で仕様が全て違うんです。セルフレバーがSP用のものもあれば国内向けSPIIやSPF(ESIIとも同じ)と同じものもある。あるいは接眼部横のビスがプラスのものもあればマイナスなものもある。
貼皮パターンもSPのパターンのものもあればSPF/ESIIのパターンのものもあったりでデフォルトが分からないんですよ。「海外向け」なのか、「前期型」なのか? 自分的には接点切替え付きが「前期型」(国内未発売モデル)かなぁと思うのですが、コレの仕様が全てマチマチでして。
ところで、お持ちのESII(モードラ)はセルフレバーが、樹脂なんでしょうか?
ウチのボディは、チャージレバーもスタートレバー(SP・SPIIには無くESII・KXにはある部品)もS系は全機金属製で、K系でもチャージの方は全機金属(指当て部は樹脂)が付いてます。
長文失礼しました。
spotmatician
2016/06/12 17:39
spotmaticianさま)
お返事遅くなりました。
まずESIIですが、本記事の写真をもう一度御覧頂けると助かりますが、スタートレバー(銀)は金属です。
問題のチャージレバーですが、手触り感はプラっぽいのですが、はっきりとは確認出来ません。
SPIIについては製造時期が長いので、おそらく変わっていっているものと推定します。
勝手な推測ですが、ユーザーの大半はアマチュア、一般人であったことから、メンテナンスは行われていない(壊れるまでメンテしない)であろうことから、多分殆どの個体は日本を出た時のままなのではないかと思います。
なので、それぞれがある一定の時期のデフォルト的個体なのでは?と思いますね。
A・P(ブログ主)
2016/06/16 00:30

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