1本目 smc PENTAX REFLEX 1000mm F11 / 異次元の世界へ

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寸胴の巨大な反射望遠レンズです。このレンズはオークションにて入手しました。このクラスともなると、欲しい人はそう多くはないので、お値段は新品時では考えられないレベルまで落ちている事が多く、新品で購入された方には誠に申し訳ないのですが、セカンドユーザーとしては非常に有り難い事です。(真ん中がふくらんで見えるのはコンデジのレンズの収差ですので誤解無きよう^^;)


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比較のためにMEsuperを置いてみました


さて、レフレックスズームとは異なり、このレンズにはフィルターが内蔵されているので、ケース自体はわりとコンパクトです。しかし、レンズを入れるとずっしりきます。カメラ用ストラップに切り替えました。

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フロントはかぶせ式キャップ(なんと革製。確かに、量は出ないのでアルミのプレスものやプラ製というわけにはいかないでしょうけれど。多分すごく高いはず)、巨大なレンズがむき出しなのは、やはりちょっと気になりますが、防護フィルターは付くのでしょうか?わかりません。


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マウント部は分離が出来るようになっており、この方式は2000mm/1000mmのレフレックスレンズ、1000mm/500mm/135~600mmズームが該当します。もちろんレンズによってユニットの大きさは異なるので、入れ替えは無理です。縦横切替部分もここに集中しており、結構ややこしいところです。この部分、気を付けないと実は締まっていなかったりしてドンとボディあるいはレンズが落下する可能性があります。十分お気を付け下さい。(この写真を撮ってる時に実際ユニットを落っことしました^^;;)取扱説明書があればベストですね。取説は超望遠レンズ専用のもので、一般のF/FAレンズのものとは異なります。


2014/10/21 追加更新

スペックを記入していてふと、「これのリヤユニットにはフィルターは付かないのだろうか?」と思いまして、チェックしてみましたら、ちゃんとフィルターねじが切られているのでした。

というわけで、今さらですが追記致します。

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この通り、52mmのフィルターが装着可能です。

とはいえ、スカイライトやY2、O2は内蔵されてますので、ここに装着する必要があるフィルターはこのUV以外には曇天用とかごく限られたものになりそうです。




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内蔵フィルターは2段になっており、NDフィルター部は1x、2x、2.8x、4x、手前側が素通し、スカイライト1x、Y48(Y2) 2x、R60(R2) 6xというようになっています。しかし、NDフィルターの4xなんか使う人はいるんでしょうか??もともとF11と非常に暗いレンズなのに、さらに暗くするというのはどういう場合に必要になるんでしょうか・・・・・・・

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ボディとあわせますと、軽く3キロを超えますから、ヘナチョコ三脚では危険です。最低でも中型、できれば大型三脚がベストです。雲台も大きい方がベターです。実際に使ってみてよく分かりました。安定感が違います。

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さて、このレンズ、明るさは恐怖のF11です。見えるのか?と言われますと、「慣れれば見える」としか言いようがありません。このレンズを付けてピント合わせをした後で F8 のレンズを付けると「なんて明るいんだ!!」と感動します(爆)。 もうF1.4のレンズなど付けようものなら別世界の光景です(w

もちろん、これだけ暗いと、標準で付いているフォーカシングスクリーンは使い物になりませんので、交換が必須です。ということからカメラボディにも制限が付きます。当方の経験では、LXとMXの2機種に限定されます。もちろん他の機種でも使ってみましたが、著しくピンボケ写真が多く、参りました。また、被写界深度が極めて浅いので、前ピン・後ピンのクセも露骨に出ます。私はSG60またはSA37の2種類を使っています。しかし、これを使っていればOKかというと、そんな事はなく、非常にシビアなピント合わせが必要です。しかもピントリングは非常に重いと来ています。まぁこのような超望遠でFAレンズの如く軽かったら、それはそれで困りますが・・・・。

絞りがない事から、露出コントロールはシャッタースピードのみで行う事になります。ネガカラーやモノクロでは何とかなりますが、リバーサルでは結構露出決めはかなりシビアかもしれません。


2009/1/5 追加

今回、ベテランMX黒を持ち出し、フォーカシングスクリーンはピントずれを避けるために交換せずに、オリジナルのC1のままで撮影を致しましたが、結構うまく行きました。もちろん真ん中のスプリット・マイクロプリズムは真っ黒でアウトなのですが、廻りのマット面で全く問題なく行きました。これぐらい難しいレンズだと相性も出てくるのでしょうか?


もうひとつ御注意を。撮影最短距離は8mです。

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レフレックスレンズ特有の、リングぼけは勿論出ます。うるさいと思う時もあれば、それが良いと思える時もあって、一概には何とも言えません。二線ボケもあるようですね、今回スキャンしてみて初めて解りました(オソマツ)

また、フィルムにもよるのでしょうが、かなり濃厚な発色になります。


以下、作例です。

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実はワタクシ、テツでした(^^;;

PENTAX LX前期、1/250、FUJI Superia400、内蔵スカイライトフィルター 

*Nikon Coolscan3 アンシャープマスク80%


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ASAHI PENTAX MX黒 1/125 FUJI NATURA1600 内蔵スカイライトフィルター

*Nikon Coolscan3 明るさ・コントラスト修正 アンシャープマスク80%


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大宮駅ホーム北側よりどアップ。タイミングによっては併走してくる事があり、そう言う時はもの凄い迫力があります。今度は意図的にそう言うシーンを狙ってみたいですね。

* PENTAX LX Titan 1/250 FUJI Superia Venus400 内蔵スカイライトフィルター

* Nikon Coolscan カラーバランス・明るさ・コントラスト調整 アンシャープマスク80%


2009/2/27

中央線シリーズです。


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阿佐ヶ谷駅にて。V字型に高架が出来ている事がよく解ります。高架線でも決して水平ばかりではありません。

* PENTAX LX黒 絞り開放F11 1/250 Kodak HD-400 内蔵スカイライトフィルター

* Nikon CoolscanIII ガンマ1.5 アンシャープマスク80%


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国分寺駅にて。西国分寺駅からは下り勾配である事がよく判ります。

* ASAHI PENTAX MX 銀 絞り開放F11 1/125 Kodak SuperGold400 内蔵スカイライトフィルター

* Nikon CoolscanIII ガンマ1.5 アンシャープマスク80%


2010/1/5 追加

東海道新幹線、小田原駅です。1000mmを持ち込むのはこれで少なくとも3回目。ようやく決まりました。


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通過する700系。白いボディは良く光を反射するので、露出決定が大変難しいのですが、もう一つ、このようにド真っ正面の逆光だとこうなる、という見本ですね。レフレックスレンズには絞りがないので、ゴーストもドーナツ状になるのですねぇ。

* ASAHI PENTAX MX黒 1/500 絞り開放F11 Kodak SuperGold 400 SMCスカイライトフィルター

* Nikon Coolscan III 明るさ・コントラスト修正 アンシャープマスク50%


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500mmではもの足らなかったこの場所ですが、1000mmだと十分で、しかもこの位置だと縦アングルもいけます。

500系は白くないために反射が少ないのでしょう、逆光でもゴーストは殆ど解りません。

* ASAHI PENTAX MX黒 1/500 F11開放 Kodak SuperGold 400 SMCスカイライトフィルター

* Nikon Coolscan III 明るさ・コントラスト修正 アンシャープマスク50%



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1000mmの威力。ここはずっと後ろからになり、ここで狙っている人は超望遠ユーザーだけのため、非常に人が少ないので助かります。秋の臨時に一度ここから狙ったのですが、その時はノーズに影バッチリ、というものとピンぼけという結果に終わり、なんとしても今回きっちり決めようと思っていました。MXの選択も功を奏したようです。

* ASAHI PENTAX MX黒 1/500 F11開放 Kodak SuperGold 400 SMCスカイライトフィルター

* Nikon Coolscan III 明るさ・コントラスト修正 アンシャープマスク50%


2010/3/7 追加

天候はいまいちでしたが、なんとか撮影完了まで雨は降らず、助かりました。


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撮っていたはず、と思っておりましたここ平井駅での113系ですが、一枚もなかった事から急遽最後の土曜日に撮影して参りました。普通の望遠ではあまり良い場所ではないのですが、通過直前には数人が並びました。

* ASAHI PENTAX MX黒 絞りF11開放 1/125 FUJI Superia Venus 800 内蔵スカイライトフィルター

* Nikon Coolscan III ストレートスキャン


2012/5/21 追加


本日は金環食。初めてデジタル一眼に付けて撮ってみました。


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*PENTAX K-7 limited silver 1/1600  絞り開放F11 内蔵NDフィルター4X 晴天 SR



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*PENTAX K-7 limited silver 1/1600  絞り開放F11 内蔵NDフィルター4X+R60(R2) 6X 晴天 SR



雲があったおかげで撮れたと言えるかも知れません。

また、金環が崩れ輝く部分が増えて来ると、眩しくて撮影は出来なくなりました。

そ・れ・に、会社にも行かねばなりませんでしたしw

本日書いたブログにも書いておりますが、「撮れるんだったら、ちゃんとセッティングすべきだった!」と先に立たなかった後悔をしております(爆



このレンズを覗くと、まさに異次元の世界が広がります。およそ常識では狙えそうにもないところから、思いもかけないアングルで撮る事が可能です。(覗きではありませんよw!!)

こんなところからじゃ・・・と200mmや300mmレンズ(昔、300mmというのは超望遠の世界だったのですが、今ではごく普通の世界になってしまいましたね)では諦めねばならない場所からでも、コイツならなんとかなる場合があります。



滅多に見つからないレンズですが、LX,MXお持ちの貴方、1本トライしてみては?


2014/10/21 追加更新


スペック追加します。


レンズ構成: 4群6枚

フィルターサイズ: 前 不可、 リアユニット装着52mm

内蔵フィルター: NDフィルター部 1x・2x・2.8x、4x、素通し、スカイライト、Y2、R2

*レンズカタログには内蔵6種とありますが、NDフィルターの x1 とノーマルとをカウントすると8種類になります。

最小絞り: 絞り機構なし 内蔵NDフィルターで調整 *F11

最短撮影距離: 8m

最大径 x 全長: 119 x 248 mm

重量:  2,300g 三脚取り付け座付 

レンズキャップ: 品名なし 本革(ハードタイプ)製専用 

レンズフード: 組み込み式

レンズケース: 品名なし 専用ハードケース ストラップ付



次もレフレックスレンズ繋がりで、smc PENTAX REFLEX ZOOM 400-600mm F8-12です。



2007/7/4

作例を1枚追加しました。

2007/7/30

説明に一文追加、カメラボディ・レンズにリンクを張ってみました。

2007/10/9

作例を1枚追加しました。

2009/2/27

作例2枚、追加致しました。

記事レイアウトを少し変更致しました。

2010/1/5

*写真3枚を追加、本文にも記事を少し追加しました。

2010/3/7  

写真1枚とキャプションを追加しました。

2012/5/21

写真2枚とキャプションを追加しました。


2014/10/21 追加更新

写真1枚と本文記事を少し追加致しました。

レンズのスペックを追加しました。

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この記事へのコメント

 はと
2019年07月13日 17:56
大変貴重なコレクションの数々をご紹介いただきありがとうございます
自分は離れてPCを見る癖がある為かリニューアルされた各ページの黄色の文字が読めません、他の色を使っていただけるとありがたいのですが。
A・P(ブログ主)
2019年08月30日 22:19
はと様)
コメント有り難うございます。
知らないうちにがらりと変わってしまってました。
コストダウンでしょうか、今までのような記事毎にデザインを設定することが出来なくなってしまっているようです。
他の記事ページでも読みにくくなってしまっているものがありますので、少しずつ修正して参ります。

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