28本目 smc PENTAX - M 50mm F1.4

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MEMXのデビューと共に登場した、新設計の標準レンズです。その後のLXMEsuper等のカタログ写真においても装着されているのは専らこのレンズでした。そんな事もあってか、今なお中古市場ではM50mm F1.7と並んでタマ数の多いレンズの1つであります。

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当方はこのレンズをやはり4本持っております(苦笑)。うち3本は購入したボディにくっついてきたもの、1本のみ単独で店頭にて購入したものです。
うち2本は既に写真レンズ工房さんで整備して頂きましたが、2本ともカビがあったという事で、私の目の節穴ぶりがバレております。
しかしそのうち1本は、「曇りがどうしても落ちなかったレンズが1枚あったので手持ち在庫のレンズと交換しました」という写真レンズ工房さんの御好意によって、逆に最もクリーンなレンズに化けてしまいました(w

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K50mmF1.4同様、絞りを変えて並べてみました。左下F22から時計回りにF8、F5.6、開放です。

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4本のお尻です。

このレンズ、写真レンズ工房さんでキッチリ解像度等を追い込んで調整して頂いたものは、心なしか、私が好きなかちーんとした絵を描いてくれるような気がします。ちょっとツウぶって言うと、K50mmF1.4よりはやや堅いかな・・・という印象を受けます。

作例です。
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神田きくかわ本店と、その隣のビル。どちらも渋い味出ていますね。

* PENTAX MEsuper黒 F8 1/250 FUJI Superia Venus 400 Kenko MCスカイライトフィルター
* Nikon Coolscan3 アンシャープマスク80%

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丸石ビルディングのレリーフです。こういう遊びがとても良いです。 

* PENTAX MEsuper黒 F8 1/125 FUJI Superia Venus 400 Kenko MCスカイライトフィルター
* Nikon Coolscan3 アンシャープマスク80%

さて、私の4本のレンズのシリアルナンバーですが、66・・・・・、67・・・・・、71・・・・・と比較的近い3本と、23・・・・・という飛び離れたナンバーで始まる1本の2種類があります。この2で始まるものが初期なのか、はたまた6あたりで始まるのがメインで2というのは飛び番号なのか、これまた興味があるところです。工場が違うとか(益子と小川町とか)あるんじゃないでしょうか?どこか違うところはないのか見てみましたところ、なんとか1つ見つけました。
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この写真でお解り頂けるかどうか・・・絞り連動レバーが左23xxはクロームメッキのままですが、他の3本はいずれも黒染めされています。外観で区別できたのはこれだけです。これが購入当時のままであるという前提に立ってのお話ですけれど。

2015/4/16 追加更新
M50mm F1.7のコメント欄に情報を頂きました。
その方のM50mm F1.4は21から始まるシリアルナンバーで、 ちゃんとMADE IN JAPAN の刻印が入っているとの事でした。
と言う事で、21XXから23XXのどこかで MADE IN JAPAN の表記が削られたことになります。
わざわざ削ってしまったのはどういう理由でしょうか。もしかするとその通り日本製ではないのかもしれません。

もう一つ、他の方のウェブサイトによる情報ですが、レンズロックピンの受け穴の形状が変わっていることです。
当方の23XXはロックピン穴はエッジから切り込まれた長穴なのがお解りいただけると思います。
一方、66XX、67XX、71XX は単独の穴です。まるでドリルを左右に振った様なものもあり、手作業のようにも見える仕上がりですが。
これは、その方のサイトによれば、LXデビュー頃に登場したようで、レンズロックピン付近からの水の侵入を抑えるための形状変更なのだそうです。
確かに、レンズのエッジ部分まである長穴ですと、ここに水滴が落ちた場合、いとも簡単にレンズロックピンへと流れ込み、更に隙間からボディマウント内部へ、あるいはレンズのマウントへと広がるのは容易に想像が付きます。
最終的にはシーリングではないので防げないとは思いますが、浸透を起こしにくい形ではあるので、実用的な改良であったと思われます。
これは他のレンズにも適用されているようで、少なくとも当方のAレンズは全て単独穴のようで、一方古いKレンズ(200mm F2.5の新Kレンズでも長穴でした)は今のところ全て長穴のようです。
問題はこれがシリアルナンバーを飛ばすだけの理由であったか、ですが……。


よく見かけるレンズの1つでありますが、曇りの出やすいレンズでもあります。ま、実際の所、真っ白にでもならない限り(爆)まず普通の人は気づかないでしょうからそのまま、という例が多いのでしょうね。写真にも影響は殆ど出ないそうですし。
また、コーティングの経時劣化で、スジがあたかも拭き傷のように入っているものもあります(これも撮影上支障は全く無いそうです)。
よく御覧になってみては如何でしょうか?ヤブヘビはイヤ?そうかもしれませんね(w
でも愛用のレンズを長持ちさせたいのなら、是非プロの人に点検してもらう事をお勧めします。

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普段は、この通り、KX黒MX銀1K2DMD銀MEsuper黒に装着されています。

2014/11/15 追加

レンズ構成: 6群7枚
フィルターサイズ: 49mm
絞り: 完全自動絞り F1.4 ~ F22
絞り羽根枚数: 8枚
最短撮影距離: 0.45m
最大径 x 全長: 63 x 37mm
重量: 238g
レンズキャップ: レンズキャップK 49mm
レンズフード: PH-SA49、PH-RA49、RH-RC49
レンズケース: 標準レンズ用ハードケース、ハードケースHA-90B、ソフトケースS70-70



次はSuperAと共にデビューしたA50mmF1.4が登場します。

2007/10/5、テーマ目次・記述ページののべ閲覧数が1万を超えました。読んで下さっている皆様、どうも有り難う御座いました。今後も引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2014/11/15 追加
*本文記事に簡単なスペックを追加しました。

2015/4/16 追加更新
*本文記事を追加致しました。

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この記事へのコメント

黄色い人
2016年02月09日 13:53
こんにちは。
またつまらない情報を持ってきました。
誰かに言わないと気がすまない性分でして、またお付き合い頂ければ幸いです。
シリアルNo.ですが、20*****~24*****はM50mmF1.4、25*****以降はM50mmF1.7に割り振られているようです。また、60*****のM50mmF1.4でロックピンの受け穴が長穴の個体を見た事がありますので、F1.4のシリアルが飛んでいるのは単純に付番の都合なのではないかと思います。
あと、23*****の個体はどれもMADE IN JAPANの刻印がないのに、24*****の個体では刻印があるっていうのも面白いです。
A・P(ブログ主)
2016年02月14日 22:58
黄色い人さま)
コメント有り難うございます。お返事遅くなりまして済みません。
ある方のサイトによれば、6XXナンバーはLX登場以降、80年代に入ってからのもの、という事が書かれてます。
実際のところはどうなのか……
旭光学時代のフォーラムで、自分のMXの仕様が知りたくて問い合わせたことがあるのですが、その時に社員さんは分厚いアンチョコ本をめくって私のボディの仕様を教えて下さったのですが、アレはレンズには対応してたんでしょうかねぇ……アレがあると随分違うと思うんですが。
黄色い人
2016年02月18日 09:40
やっぱりそういう資料があるものなんですねえ。
ボディの資料があるなら、当然レンズの資料も存在していたでしょうね。今も現存しているなら一度でいいのでお目にかかりたいものです。(欲しい)

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